AAのような自助グループについて

さらに欧米では毎週日曜日になるとキリスト教のミサに出かける。ミサでは牧師による「メッセージ」の後に集会のような形をとることが多い。この集会では日頃人々が感じた信仰の告白を行ったり、自分ひとりではどうしようもできない難題を相談したりするのである。

よってAAのような自助グループはこのような欧米的宗教・文化を基盤にして生まれたものなのである。そしてわれわれ日本人が欧米からそのままの形で輸入された「12のステップ」「12の伝統」を用いた自助グループに違和感を覚えるのは当然のことなのである。

よってそうした違和感の上に、自助グループは誕生したのである。代表者は自己表現の場として自助グループをつくり、それは参加者にとって「安心感」や「居心地の良さ」を提供しているのである。

自助グループという自助グループが確固たる指針を持たず、参加者の自由を尊重しているという点は、グループが一つにまとまらず、参加者が一定ではないというグループの解体の危機をはらむものであるかもしれない。しかしこれまでの既存の自助グループとは違った形の新しい「日本風」な自助グループが形成されつつあることは注目されることである。